DINKsの割合が気になる!子なし夫婦2人で生きていけるのか

今後、子どもを考えた方がいいのかな?
子なしの人生ってアリ?
DINKsの割合って増えてるのかな?

あなたはこんな気持ちで検索をしましたか?

今は子どもはいなくて夫婦共働きだけど、これから子どものことは考えた方が良いだろう。でもなんとなく気が進まない…。

その気持ちとても分かります。でも、実際の子なし夫婦の生の声って少ないですよね?

そこで、DINKs歴7年の妻が子なし共働き夫婦について解説・まとめを行っていきます。

私たち夫婦の考えも記載するので参考にしてください。

新婚夫婦のお2人が話し合いをするきっかけになりますように。

この記事で分かること
  • DINKsという言葉の意味
  • 子なし夫婦の割合
  • 子なし夫婦が増えている理由
  • DINKsのメリットとデメリット
  • 私たち夫婦の子供への考え
目次

DINKsとは共働きで夫婦二人暮らしという意味

DINKsとは「Double Income(2つの収入) No Kids(子どもがいない)」の略語です。

欧米では1980年代から広がり、日本では1990年代から広まり始めました。

厳密には「子どもを意識的に作らないと決めている夫婦」を指す、という説明のサイトが多いです。

近年SNSでも議論が見られる「選択的子なし」の夫婦を指す意味の言葉になっているのでしょう。

しかし、「収入がある人間が2人いて、子どもがいない」という言葉の意味を考えると

「夫婦共働き、結婚したばかりで子どもについては未定」、こういった夫婦もDINKsと呼べるのでは?

そして、そういう夫婦って一定数いるのでは?と私は考えています。

私たち夫婦も、2024年現在は「子どもについては」未定です。結婚して7年経ちますが、未定。

だから私は自分で自分のことをDINKsだと考えています。

DINKsという言葉に「子どもを持ちたいかどうかの意識」はあまり関係ないと思います。ただ状態を指す言葉なのかなと。

新婚かつ子なし夫婦の割合は12.3%

国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査によると、結婚してから5年~9年経過した時点で子どもがいない夫婦の割合は、1977年の4.2%から2021年の12.3%まで増加しています。

また、こちらの研究所から出ている2021年の調査結果には様々なことが書かれていました。

理想・予定子ども数に関する調査では、「子どもはいらない」と答えた人の割合が増えています。1982年で理想子ども数0人と答えた人は1.6%でしたが、2021年では4.3%となっています。

「子どもは持たない」(0 人)を含めた予定子ども数が1人以下の夫婦で言うと、全体の2割を超えています。

参考:国立社会保障・人口問題研究所 夫婦調査の結果

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16_Report04.pdf

さらにOECD(経済協力開発機構)のデータベースによると、「50歳時点で子どもがいない」=「生涯子どもを持たない女性」の割合が日本は27%だそうです。これは先進国の中で最も高い数値となっています。

(ただし、この数値は未婚の女性も含みます。)

参考:東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/648614

DINKsの割合が増えている理由ランキング

同じく国立社会保障・人口問題研究所によると、理想の子どもの数を持たない理由として1番多いのは

「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」でした。

2番目に多いのは「高年齢で産むのはいやだから」。

3番目に多いのは「ほしいけれどもできないから」となっています。

その次に多い回答が「これ以上、育児の心理的、肉体的負担に耐えられないから」でした。

また、妻の年齢35歳未満では「自分や夫婦の生活を大切にしたいから」を選択する割合が 2010年以降、増えています。

DINKsのメリットとデメリット

実際にDINKs歴7年の私が感じているメリット・デメリットについて記載します。

DINKsのメリット

DINKsのデメリット

DINKsのメリット

経済的不安が少ない

0〜22歳まで子供にかかる費用を算出しているサイトがありました。教育費は、全て公立校に通った場合730万。全て私立校に通った場合2000万。養育費は子育てにかかる費用として2,700万円から4,100万円かかると算出されていました。

参考:https://www.smbc-card.com/like_u/money/education_funding.jsp

要するに子育てに最低でも3400万はかかる計算ですね。

子どもを持つ喜びはお金に変え難いものだと思いますが、金額だけ見てしまうと及び腰になってしまいますね。

やりたい趣味をやりたい時にできる

夫婦でできる趣味はたくさん考えつきますね。登山、映画鑑賞、フェスに行く、グルメ巡り、旅行など…。

私たち夫婦は最近「リアル脱出ゲーム、謎解き」にハマっています。

もちろん、子どもがいてもどの趣味もできると思います。

しかし、私にとって重要なのは「やりたいと思ったらすぐ実行できる」ことなのです。時間は有限だから、したいと思ったときにしたい!

ある子持ちの友人はこう話していました。

「舞台を見に行きたいけど、未就学児を連れて何時間もおとなしく座っていられないから諦めた。」

私は好奇心旺盛なので、自分がやってみたいことは1人でもやってみます。子どもが理由で諦めるとなったら、発狂してしまうかもしれないな…と内心思いました。

友人は「子どもが可愛い」といって幸せそうにしているので、私はその姿を見ていれば幸せです。

住む場所を夫婦2人で決められる

私たち夫婦はマンションを購入するとき、学区のことはあまり考慮しませんでした。純粋に近所にスーパー、駅近、少し郊外、など自分たちの条件だけで決めました。

しかし、子どもがいると学区の事も考慮する必要があるでしょう。また、子どもを転校させることになるため引っ越しも簡単にはできないと思います。

キャリアが途絶えない

DINKsでいると、「子どもを産むから」仕事を変えたり辞めたりする必要はありません。当たり前ですが。

女性は子どもについて考える際、1度は考えたことがあると思います。産休、育休を終えた後果たして職場に復帰できるのか…?私は、仕事に戻りたくなくなる気がしています。

かといって専業主婦で子どもとずっと家にいるのもしんどそう…。そういったことを考えるのが煩わしくて、子どもに関しての夫婦の話し合いの時、「私はまだ欲しいと思えない」と話しています。

DINKsのデメリット

子育ての話題に入れない

友人たちと集まった際に子育てトークが始まることがあります。ニコニコしながら聞いているだけでも良いのですが、会話に入ろうとすると「育てた事もないくせに」と思われていないか不安になります。

自分が話題に入れないときは「自分は人生の未熟者なのかもしれない」と感じる事もあります。

友達付き合いが変わる

子育ての話題にうまく入れないので、みんな子持ちのような集まりは行きづらくなります。

また、心置きなく話せる親友のような存在の子と1対1で会う際にも、約束を取り付けるときにとても緊張します。

子なしの私には分からない大変さがあるかもしれないから、私の都合で誘って良いのかな?といつも迷ってしまいます。結果、誘いづらい。子なしとわかっている人とばかり会ってしまいます。

子持ちの友人は「子どもの面倒を見ながらLINEをするのは至難」といっていました。携帯を触ってくるからだそうです。LINEの文章も頭に入ってこないと。

そんなに大変な状況で、子どもを置いて私と会ってくれた友人には本当に感謝です。

世間体を気にする

義両親に会うと言われる「子どもは連れてこんのか」という冗談。

職場の人に言われる「子どもはまだなの?子どもは良いよ」という言葉。

受け流せる時もあれば、「やっぱり子ども産んだ方がいいのかな」と焦る時もあり。

世間からの見えない圧、というのは自分の頭で作り上げているだけだと分かっていても、やはり気になりますね。

「私たち夫婦は2人でやっていくので」とも言い切れない難しさです…。

老後が不安

老後、子どもに介護してもらおうと考えているわけではない。でも、なんとなく「自分の子ども」という存在がいた方が、老後の心の支えになるのではないか…。こんな漠然とした不安は湧きますね。

ただ、老後に関しては私はこんな希望を抱いています。

「子育てが終わった友人達とまた集まって遊びにいく。」

妄想に終わるかもしれませんが、これを実現するために友人との連絡は途絶えないようにしています。

よく見かける高齢者バスツアーに参加したりして、友人がいれば寂しくないのかな、なんて思っています。

60代DINKsの声

はてなダイアリーで興味深い記事を見つけました。

https://anond.hatelabo.jp/20230222190044

要約すると、60代のこの筆者は「20代の頃は子どもは必要ないと考えていたが、今になって後悔している。」とのことです。

さらに記事には「40年間のDINKs生活で気づいたデメリットは次の通り。趣味は飽きる、人生の起伏が減る、共働きでも生活水準はそこまで高くない、精神的に磨耗する、介護の問題、友人が減ること、後悔の取り返し難さ。これらのデメリットは40代以降に顕在化してくる」

と記載されています。

今、DINKs夫婦として生きる意味

私たち夫婦は現在30代です。まだ子どもは産める年齢ですが、今のところ妊活を始める予定はありません。

子なし30代夫婦は少数派で、将来への不安もあります。

ではなぜ妊活を始めないのか?

なぜなら、「夫婦としての土台」がまだ整っていないからです。夫婦としての土台というのは主に「家事、お金、夫婦関係(コミュニケーション、性)」についてです。これらについてまだ会議を重ねる必要がある。

子どもを育てるということは大きな責任を伴いますから、夫婦の土台が整ってから挑戦したい。そう思っています。

しかし、子どもについて持つか持たないかの議論は続けていこうと思っています。

10年後、自分達に子どもがいるかいないかはまだ分かりません。

まとめ:DINKsの割合は増加している

子なし夫婦の割合は増加していることが分かりました。

その理由として1番多いのは「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」

また、若い夫婦の間では「自分や夫婦の生活を大切にしたいから」という理由も増加しています。

以上のことから、DINKsでいる1番のメリットは経済的不安が少ないことかもしれませんね。

逆に、デメリットとして、子育ての話題に入れないことが挙げられます。

メリット・デメリット両方を夫婦で検討することは重要です。

この記事を1人で見つけたあなたは、ぜひ旦那様にこのブログを見せて話題にしてみてください。

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