夫婦の会話がない。離婚へのカウントダウン?解決策やってみた

最近、夫とどうやって会話していいのか分からない。趣味が違うから話す話題がない。

こちらから話しかけるとうっとおしそうにされる…。

このままだと離婚まっしぐら?!

こんな不安はありませんか?

私たち夫婦は共働きで、平日一切会話できない期間がありました。

仕事で疲れて話したくもない…。そうやって放置していたら夫婦関係は知らぬ間に壊れかかっていました。

今ではタブーな話題なし、何時間でも話せる仲になりました!

夫婦の「対話」って人間関係の中で1番大事です。話せると心の安定感が違います。

夫婦の会話を取り戻すにはどうしたら良いのか?皆さんと一緒に考えてみましょう!

目次

夫婦の会話がないとなぜ深刻?

会話がないと夫婦関係に影響があるのか

しゅふJOB総研による『夫婦の会話』をテーマとして働く主婦層に行われたアンケート調査結果によると、(有効回答数605件)

会話に満足・やや満足と答えた女性で夫婦関係に満足・やや満足と答えた人は88.3%
会話に不満・やや不満のみと答えた女性で夫婦関係に満足・やや満足と答えた人は9.4%

という結果でした!

引用:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-16899/

会話が少なく不満だと思っている人は夫婦関係に満足できていないんですね。

また、花王「サクセス」『夫婦の会話と買い物の実態調査2023」によると、「あなたは配偶者との会話についてどの程度満足していますか」という質問に対し、「普段の会話時間(LINEや電話も含む)が30分未満」の人は「満足している」割合が17%に対し、「3時間以上」会話できている人は「満足している」割合が58%という結果!

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000097285.html

単純に会話の時間が長い夫婦の方が満足度が高いんですね。

会話がない夫婦の特徴

では、会話がない夫婦の特徴はどんなものがあるでしょうか。過去の私たち夫婦の特徴をあげます。

  • お互い仕事が忙しく顔を合わせる時間が短い
  • 興味のあるものがバラバラ
  • 人の話を聞くのは仕事だけで十分と思っている
  • 核心に迫る話はしづらい(子どもや異性関係の話など)
  • スマホ・テレビばかりみている
  • 酔っている時だけ話せる

そうそう、こんな感じでした…。家族と対話する文化がお互いなかったので、そもそも対話の仕方を知らなかったんですよね。

でも、この特徴と逆の行動をするようになってから会話時間は徐々に増えました。

離婚への影響はあるのか

家庭裁判所が発表している司法統計「離婚調停の申立て理由」(令和2年度版)を見ると、離婚理由の1位は「性格が合わない」です。

しかも申し立てたのは女性側からの方が多い。

参考:https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/253/012253.pdf

これは、なんとなく想像がつくというか…。

「話を聞いてもらえない」と不満を持つ妻側、「妻がうるさい」と思いながら耐える夫側。妻側が不満を募らせ離婚…。

かくいう私たち夫婦も離婚届は書きました。(提出はしていない)離婚したくなる気持ちもわかります。

離婚の選択肢があっても良いんですけどね。修復できるならしたいと思う夫婦が多いんじゃないでしょうか。

夫婦の会話がない主な原因

夫婦の会話がない原因を徹底的にあげてみます。

生活習慣の違い

まずは仕事が終わる時間が違う。妻は17時に仕事が終わるのに、夫は22時というパターンだと妻側に不満が溜まりやすそうですね。

2人とも仕事が終わる時間が遅すぎるというパターンもありそうです。

休日の曜日が違うということもありますね。妻は平日休みだけど夫は土日休みとか。

あとは朝型と夜型。休日が一緒でもここが違うと、生活リズムが合わないのですれ違いが起きやすいです。

価値観・興味の違い

価値観というと言葉が広いですが「何を大切にしてるか」ってことだと思います。

例えば、妻は「仕事と収入はほどほどにしてプライベートの時間を大事にしたい」夫は「しっかり稼ぎたいからその分の残業もいとわない」という価値観の違い。これが生活スタイルに直結してきますよね。

興味関心の違いもありますね。妻は手芸が好きで手芸のYouTubeチャンネルを見ているけど、夫は野球観戦が好き、だと、意識しないと会話は減るかもしれません。

コミュニケーション能力の不足

「コミュケーション能力」つまり、「自分の考えを伝える力」と「相手の話を聞く力」です。これらがないために会話が成立していない可能性があります。(私はこの能力は、センスとかではなく誰でも身につけられるものだと思います。)

会社では頑張って頑張って会話して、頑張りすぎて疲れて、家では無言でいたいという方もいるかもしれませんね。

ストレスや疲れ

ストレスが多くかかっている時、とても疲れている時。こんな時は無言になってしまう時もあります。

ただ、「家では疲れをまき散らして良い場所」と思って無言でいると、いつの間にか夫婦関係は壊れるかもしれません。経験者は語ります。

スマホ依存

私のことです。笑 スマホ、テレビ、ゲーム機など情報過多な現代社会では、いくらでも時間を溶かすことができてしまいます。これらのインプットばかりしていると、現実の世界がおざなりになってしまうことも。

大きな遺恨が残っている

過去に夫婦で大きな問題が起きた時にうまく対話ができず、恨みとして残ってしまい、うまく会話ができなくなるパターンがあると思います。

私たち夫婦も、過去に大きな大きな問題があったのに見なかったことにしました。結果、「表面上の会話」はできるけど「深い対話」はできない夫婦になっていました。

恨みの感情は気をつけてくださいね…。放っておくと「嫌悪感」に変わります。相手に嫌悪感が出てくると、人生を共にするのはお互い辛いです。

(愛情がなくなったから)

インターネットで調べると「好きじゃなくなったから、愛情がなくなったから」会話がなくなったという記述を見ることがありますが、これは逆だと思います。「会話の努力をやめたから愛情が見えなくなった」のです。

愛情はその辺から突然湧き出てきたり、誰かからもらえるものではないです。会話、対話という努力を積み上げた結果、「これが愛情なのかも」とほんのりわかってくる程度です。

「恋」というフィルターがかかっているうちは、ひとりよがりな感情だったと思います。そのフィルターはある意味、自分の妄想でした。「きっと彼はこんな素敵な人」と思い込みたいんです。

「恋」という感情だけでは人生のパートナーと歩むのは難しいってことですね。

会話がない夫婦のための具体策

生活習慣をできるだけすり合わせてみる

いきなり難しいかもしれませんが、「勤務形態を合わせてみる」というのは結構重要です。

例えば、私は平日休みがある職場に働いていましたが、夫の土日休みに合わせて転職してみたりしました。ポイントは「夫のためにやってやった」と思うのではなく、「自分が生活様式を変えてみたいのか?」と考えることです。

土日祝日しっかり休むことも経験してみたい、結果休みが合えば一石二鳥。と思って仕事を変えてみる。

結果、やっぱり平日休みが欲しくて、また転職しました笑

その後、夫側が働き方を変える意思表示をしています。2人で平日休もうよ、と。

この他にも、朝型と夜型を合わせてみる、など。「自分の常識」をやぶって、別の生活習慣をやってみると気づくこともありますよ。うまくいかなかったらまた戻せば良いんです。どっちかに合わせるのが不公平だと思うなら、両方やってみれば良いんです。

価値観・興味を合わせてみる

これも「自分の常識」をやぶってみよう、ということです。

今まで興味なかったけど、夫の野球観戦に一緒に行ってみる。夫の好きな番組を一緒に見てみる。

私が1人でやっていた手芸を一緒にやってみてもらう。こんな感じでお互い歩み寄ってみます。

大事なのはつまらなさそうに隣にいるだけではなく、「自分が新しいことをやってみているんだ」と「自分ごと」として捉えることです。自分の行動に責任を持つ、という感じです。

2人でやったことのない全く新しい趣味に挑戦してみるのも良いですよね。

私たちは、1年くらい前に2人で初めて謎解きを挑戦し始めて、2人の趣味になりました。笑

コミュニケーションについて勉強・練習してみる

そもそも自分が普段何を考えているか、わかりますか?

夫に対してなんかモヤモヤするけど…。という方は、それを一旦日記に書いてみるのがオススメです。

なんでも良いです。紙でも、スマホのメモでも。録音でも。とにかく、自分の外に出してみることが大切です。

私はこんな日記アプリを利用しています。単語で過去の日記を検索できるので便利。

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まずは自分の考えていることに気づく。その次はコミュニケーションの方法を勉強してみる。

人の話を聞く基本としては

  • 頭ごなしに否定しないで、一旦話を全部聞く
  • 手を止めて聞く
  • 手を止められない時は「後で時間を取る約束」をする

基本とはいっても、夫婦の関係になるとやらなくなってしまったりしますよね。上司相手だとちゃんと仕事を止めて話聞けるんですけどね。

この基本を一旦見直してみてください。コミュニケーションを頑張る相手は上司ではなく夫です。むしろ、仕事場でのコミュニケーションは力を抜いて、夫との会話に力を注いでみてください。

たとえ、「夫は全然ちゃんと私の話を聞いてくれないんですけど」と思っていても、自分からやってみてください。夫に「どうしたの?真剣に話聞いて、なんか変だよ?」と茶化されようとも、自分からやってください。

相手の行動は変えられなくても、自分の行動は変えられます。自分の態度や姿勢は伝わります。

次に聞くときの姿勢として、「こびへつらうような態度」にならないように気をつける必要があります。

そのためには「自分の考えを冷静に伝える」練習も必要になります。

そのために「アサーション」「アンガーマネジメント」という心理学の知識が有効になってきます。

この話は長くなりそうなので、また別の記事で書きますね。

ストレスや疲れを自分で癒す

ストレスや疲れが溜まっている時。自分なりの対処法を持っていますか?

この行動を「コーピング」といいます。仕事で疲れたなぁと感じる時は自宅でできるコーピングがオススメです。

私は「お風呂にゆっくり入る」「深呼吸をする」「ストレッチをする」を自宅でできるコーピングとして使っています。

また、疲れている時に話しかけられた場合は「疲れているから、お風呂に入って先に寝るね。明日話そう」と伝えるようにしています。「無理に話さなきゃ」と思うと、嫌な態度になってしまうので…。

きちんとリマインドしておいて、次の日に「昨日の話なんだった?」とこちらから話題を持ち出すのがポイントです。

スマホから離れてみる

「スマホでインスタ見ていたら2時間ぐらい溶かしてしまった」って自己嫌悪になることありませんか?

スマホで情報が多い状態になっていると、夫の話も入ってきにくいと思います。

「平日は20時まで」とスマホを触る時間を決めてみるのはどうでしょう。

恨みを持つほどの問題に切り込んでみる

過去に大きな恨みを作った問題があってうまく話せなくなっている場合は、その問題を出してみるのも手段です。

しかしこれはリスクもはらんでいます。離婚のリスクもあると思います。はじめはカウンセラーなどの第三者を挟む方がいいかもしれません。

私たち夫婦はかつて異性関係で大きな問題を抱えていました。この問題が明るみに出た時、離婚届を書きました。

その離婚届は今も保管中ですが、2024年現在は再構築ができています。

根深い問題に切り込んで、離婚という選択肢が夫婦の中で出てきたからこそ、再構築ができているのだと思います。

夫婦の会話はこんなに大事

会話がないと夫婦関係に影響があるのかでも記載しましたが、夫婦の会話時間は長い方が夫婦の満足度も上がります。

「会話」ができないと「対話」をするのも難しいと思います。

会話と対話の意味の違いは辞書上はこうです。人数の違いがありますね。

会話(読み)かいわ ① 二人以上の人が集まって互いに話をかわすこと。また、その話の内容

たい‐わ【対話】直接に向かい合って互いに話をすること。また、その話。多く二人の場合にいう。対談

コトバンク https://kotobank.jp/word/会話-458771 https://kotobank.jp/word/対話-92315#w-2036460

私の中では夫婦間の「会話」は「日常的な話題、コミュニケーション」、「対話」は「顔を突き合わせてじっくり話す事」だと思っています。

日常的なコミュニケーションが取れると、大事な会議も話が進みやすい。こんな経験が仕事でもありませんか?夫婦でも同じだと私は考えています。

対話、会議ができるようになると信頼関係がぐんぐん育っていくのがわかります。「この人は味方だ」と実感するようになります。そこに愛情が生まれると思うんですよね。

愛情があることに気づくと、夫婦関係は「恋」のような不安定なものから強い関係性に成長できます。

まとめ:夫婦の会話がない状態からでも再構築はできる

夫婦の会話がないと夫婦関係に不満が溜まるため、会話は多くあった方がいいということがわかりました。

今、夫婦の会話がないと困っている方も会話がない夫婦のための具体策を実践してみてください。

騙されたと思って、自分から先に行動してみてください。

夫婦関係が少しずつ変わっていくのを実感できると思います。

このブログによって、みなさんの夫婦関係がより良いものになっていきますように!

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