夫婦関係に悩む人にオススメの本7選!ランキング形式で紹介

夫婦関係、特にコミュニケーション方法に悩む方へオススメの本を集めて、Amazonの口コミの点数順にランキング化してみました。

夫婦関係に関する本を普段から熟読している筆者が厳選。

夫婦の会話がない、コミュニケーション方法に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

夫婦関係に悩む人にオススメの本ランキング:コミュニケーション編

スクロールできます

夫婦で作るメンタル安全基地 ~「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる~

愛を伝える5つの方法

夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現
タフラブ 絆を手放す生き方図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ 不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方夫婦という病 夫を愛せない妻たち
口コミ点数4.94.64.4(700件)4.4(95件)4.24.0(621件)4.0(172件)
作者ふっくらボリサットゲーリーチャップマン野末武義信田さよ子平木典子五百田達成岡田尊司
価格(紙媒体)¥715¥1,760¥1,980¥1,980¥1,320¥1,540¥1,149
出版社講談社いのちのことば社金子書房dZEROPHP研究所ディスカヴァー・トゥエンティワン河出書房新社
電子書籍¥759¥1,250¥1,900¥1584¥990¥100
(プライム会員は無料)
¥693
ひとこと漫画で読みやすい夫婦の愛の1次言語テストがついていて2人で取り組めるアサーションとは何か、これを読めばわかる「手放す愛」の意味がわかるアサーティブなコミュニケーションについて図解で書かれていて読みやすい具体的な方法が50個書いてあってすぐ実践できる愛着スタイルについて事例付きで考えられる
口コミ点数が同点のものは件数を考慮しています。タイトルをクリックすると説明に飛びます。

夫婦で作るメンタル安全基地 ~「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる~

個人的に大好きな漫画。私たち夫婦が家事を分担する会議を開くようになったきっかけの本です。

ご本人のXで一部読むことができます。

私のnoteにも記載しました。

こちらの漫画では、「そうそう、それそれ〜!」と言いたくなること間違いなし。まさに、自分たちの「うまく言えないモヤモヤ」を絵と言葉で表現してくださっています。

漫画の中でふっくらボリサットさんは、夫のサミ太郎さんに対してうまく気持ちを伝えられずにいましたが、ある事件をきっかけに自分の「お気持ち」を言えるようになっていきます。

その時のふっくらさんの気づきがこちら。

ちゃんと怒れた…

全部きっちり伝えられた

私不満を解像度高く言語化して伝えられるし

ちゃんと言えば

サミ太郎は私の怒りをちゃんと聞いてくれるんだ!

私は「意思疎通」の達成をかみしめていた…

今回ばかりはサミ太郎が悪いって確信があったから「で?私はどうしたいの?」に堂々と答えが出せた

この提案が受け入れられなかった場合の覚悟を提示できた

酔った状態で甘えてくる夫と話さず「明日改めて」と突っぱねたのも良かったね

夫婦で作るメンタル安全基地 ~「離婚するほどじゃないけどなんかモヤモヤするッ」を減らして持続可能な夫婦になる~ ふっくらボリサット著 17pセリフより抜粋

「結局自分はどうしたいのか」「相手が自分の提案を受け入れなかった場合自分はどうするか」これらを考える大切さを気づかせてくれたセリフでした。

愛を伝える5つの方法

この本では、愛の表現方法として「肯定的な言葉」「クオリティ・タイム」「贈り物」「サービス行為」「身体的なタッチ」を「5つの言語」としています。

パートナーの「愛の一次言語」を理解すること、それを実践していくことでお互いの「愛の感情タンク」が満タンになり、自分たちという車を走らせていけると、ゲーリーさんは言っています。

「愛の一次言語」とは、「自分がされて心地いい愛情表現」のことです。

例えば、愛の一次言語が「クオリティタイム(=特別な時間)」の人は、夫と2人きりの時間そのものに愛を感じます。「サービス行為」の人は、夫が家事の手伝いをしてくれると愛を感じます。

自分の愛の一次言語を確認するテストが巻末についているので、お互いのことがわかりやすいです。

ちなみに私は、「肯定的な言葉」をもらえると愛を感じます。

理論としてわかりやすいし、夫婦に違いがあってもお互いが歩み寄ればいいんだなと思わせてくれる本です。

私たちは配偶者の愛の一次言語を発見し、それが自分の性に合っていようがいまいが、その言語を語ろうと決心し、語ることを選んで行なうのです。そうすれば熱い興奮が込み上げてくる、とは言っていません。ただ、相手の益となるために、そうすることを選ぶのです。ただ配偶者の感情的必要を満たしたいと思い、相手の愛の言語を話そうと手を差し伸べているのです。そしてそれを実行していく時に、夫や妻の感情的なラブタンクは満たされ、相手もおそらくこちらの言語で語り返してくることでしょう。相手が愛を返してくれる時に、私たちの感情は回復し、こちらのラブタンクも満たされてくるのです。

愛は選択です。夫・妻のどちらからでも、愛することを選択して、夫婦関係の回復・改善に取りかかることができるのです。

愛を伝える5つの方法 ゲーリーチャップマン著 193P 本文より抜粋

夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現

この本は、のちに紹介する「図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ 」の著者、平木典子さんも推薦されています。

アサーションとは、自分も相手も大切にするコミュニケーション方法。お互いの違いも認め合った上で、建設的な話し合いができるようになるための技術です。

そういった話し合いは、練習していけばできるようになる!そんな希望を持たせてくれる一冊です。

また本書には、野末武義さんの言葉にハッとさせられるものがありました。

また、本書を読み進めていくうえで、心にとめておいてほしいことがあります。それは、パートナーの問題を分析し、パートナーを変えようという気持ちで読まないでいただきたいということです。パートナーとの関係に困っているとき、アサーションにかぎらずカウンセリングや心理学関係の本を読んだり講座を受講したりした人が、自分から見たパートナーの問題ばかりに焦点をあて、パートナーを自分の思うとおりに変えようとして、かえって関係を悪化させることがときに起こります。そうではなくて、まず自己理解を深めること、そして、パートナーの気持ちや考え方を、パートナーの立場にも立って理解しようとすること、さらに、二人の間で起こっていることを相五影響関係の視点からよく理解することが大切です。そのうえで、まず自分自身で小さな変化を起こしてみることが重要です。

夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現 野末武義著 p77より抜粋

私も身に覚えがあります。「夫が変われば良いのに」と思って、心理学の本を読み漁っていたことがありました。

うう、反省…。

相手を変えるために本を読むのではなく、自分のインプットのため、さらには自己変容のために夫婦関係の本を読むのが有効なんですね。

タフラブ 絆を手放す生き方

原宿カウンセリングセンターを設立した信田さよ子さんが書かれた本です。依存症やDV、AC(アダルトチルドレン)の問題にも詳しいこともあって、ガッツリとこのあたりの問題にも触れられています。

主な話題として親子問題に触れられていることが多いですが、夫婦問題についても考えやすい内容が書かれています。

「タフラブ」(tough love)は、日本語では「手放す愛」「見守る愛」などと訳されている。

(中略)

本人の責任を本人に返し、責任をとるように要求すること。これが、タフラブである。

これに対して「厳しい」と評価する人もいるだろう。でも違う。これは問題を起こしている張本人のためでもある。なぜなら、自分で引き起こした事態の責任を負わされるのは、「一人の人間=大人」として扱われている証拠だからだ。人としての尊厳を認められているからだ。

(中略)

他者と密着し、他者と一体化することは、このような快楽・陶酔を与えてくれる。孤独感とは、私が私であることの裏返しであり、私を忘れれば孤独感もなくなるだろう。こうして私たちは他者と密接になることを、他者と一体になることを欲するのだ。

とすれば、こうした愛を手放すことを意味する「タフラブ」は、孤独や寂しさを覚悟しなければならない。タフに生きることは、寂しさと共存して生きることだ。

でもそれは、言うは易しで、なかなか難しい。だから、少々頭を使って、寂しさを分散させながら上手に暮らしていこう。

タフラブ 絆を手放す生き方 信田さよ子著 本文より抜粋

この本文にも書かれている、「寂しさを分散させながら上手に暮らしていく方法」がなかなかに目から鱗でした。詳細は本を読んでみてください。

夫と共依存傾向にあった私は、この「タフラブ」という考え方を知って、「夫に責任を返す」重要さを実感しました。

夫が起こした問題は夫が責任をとる。私が起こした問題は私が責任をとる。これを意識するだけでも、日常生活が変わってきますよ。

図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ 

この本もアサーティブなコミュニケーション方法について書かれている本。

図解が1ページごとに挟まれていて、本の厚さも127ページなのでとにかく読みやすいです。サクッと読める。

自分の気持ちを伝えるってどういうこと?とにかく思ったことを言いまくればいいの?という疑問がある方にオススメ。ああ、伝える権利ってこういうことかって腹落ちできると思います。

決して人を傷つけてはならない?

傷つけてしまうこともあり得ることを心にかける

この思い込みは、問題の4と9に関係があります。この思い込みをもっている人は、人を傷つけまいと細心の注意を払っています。

だから、傷つけるような言動に対しては、自分にも他者にも厳しくなります。この信念は、人を「責め」「非難」するとき、その正当な理由として使われます。

配慮のない人に対する攻撃心をもつ

この思い込みをもつ人は、人と接するとき、傷つけないように気をつかい、控え目にものを言い、いつも相手の様子をうかがって行動します。

一見配慮に満ちているようですが、その裏には配慮のない人に対する攻撃心が潜んでいるという矛盾を抱えています。

(中略)

いくら気をつけていても、相手を傷つけてしまうこともあるのです。そんな場合は、傷つけたことを認め、それをどう修復するかに心を砕けばよいのです。

図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ 平木典子著 p82〜83より抜粋

私はこの文章を読んで、自分の気持ちを伝えることに過度に緊張しなくていいんだ、と思えてホッとしました。

自分にも他人にも優しくありたいです。

同じく平木典子さんが書かれている本で「会話が続く、上手なコミュニケーションができる! 図解 相手の気持ちをきちんと<聞く>技術」があります。セットで読むと理解が深まりますよ。

不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方

この本は、Amazonプライム会員になっている方ならなんと無料で読めます!(2024年4月現在)

夫婦の間で「こうするといいよ」という具体的な方法が50個書かれていて、それが今日から実践できるものばかり。

例えばこんな感じ。

趣味 31 ○自分だけで勝手に楽しむ

×ダメ元で一度は誘う

(中略)

たいていは、夫と妻にはそれぞれ違った趣味があるでしょうし、しばしば食い違う。こんなとき、夫婦でどのようなコミュニケーションを取るのがいいのでしょうか。

まずやるべきなのは、自分の趣味・関心について、きちんと伝えること。

(中略)

そして一度は「よかったら一緒に行く?」と誘ってみることも大事。それは最低限のマナーとも言えるでしょう。「興味ないだろう」「この面白さはきっとわからない」などと勝手に判断するのはNGです。

不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方 五百田達成著   153p本文より抜粋 

めちゃくちゃ具体的だし、わかりやすいですよね。このような方法を50個、夫婦ともに意識して実践したら関係は確実によくなっていくだろうなと思います。

まずは私から、この本に書いてある方法を実践してみようと思えました。

夫婦という病 夫を愛せない妻たち

こちらは精神科医の岡田尊司さんが書かれた本。愛着スタイルには安定型、不安定型があり、不安定型の中にも回避型、不安型があるという理論が冒頭に書かれています。この予備知識を前提に様々な事例について検討されていくといった内容です。

一般家庭の事例(仮名、架空の家庭)から著名人・偉人の夫婦関係まで具体的な事例が出されていて、ひとつは「私たち夫婦のことだ」と感じる事例があると思います。

締めくくりの文章には、岡田尊司さんの思いが綴られていました。

本書を読んでこられた読者には、いまこの社会に、そして、あなたの身に何が起きていて、何ゆえパートナーとの関係に行き詰まりを感じているか、少しは見えてきたに違いない。本書が提示した視点や方法が、不幸な悪循環を食い止め、優しさを与え合う関係を取り戻すうえでのヒントになることを願わずにはいられない。

愛の形は一つではない。今日の状況は、人々の生き方が旧来の愛の形と合わなくなり、新しい愛の形を模索しているところだとも言える。それゆえ、永遠の愛とか、揺るぎない結婚という一つの愛の形にとらわれる必要はない。非婚、晩婚、離婚、再婚……。どれにもそれぞれ意味があり、どれがいいとか悪いとかいった問題ではない。大事なのは、あなたにとって最高の答えを見つけ出すことだ。あなたに合った、もっとも幸福な生き方や愛し方を実現してほしい。

夫婦という病 夫を愛せない妻たち 岡田尊司著 268〜269p より抜粋

この文章を読むと、同じ対人援助職として「そうそう」と思わずにはいられません。

自分にとって夫婦とは何か、それを考え続けることが私にとっては人生の課題です。

まとめ:夫婦関係に悩んだら本を読んでみよう

夫婦関係に悩んだら、本から情報をインプットして実践してみるのがオススメです。

私のブログやXで情報収集していただいても嬉しいのですが、笑

何か悩んでいるときは「いろんな人の意見に触れてみる」と光が見えてくることが多いです。

本にはその著者の想いが全力でまとめられていて、読むと不思議に力が湧いてくる作用があると思っています。

ぜひ紹介した本を読んでみて、パートナーにもシェアしてみてください!

皆さんの夫婦関係がより良いものになっていきますように。

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